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※7月3日の自由ポータルZにて取り上げていただきました! ありがとうございます。 💛この記事の趣旨💛 これまで日陰者として生きてきた終盤レシピを慰労するために1ページ目から終盤のレシピ本を作りたい。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 私はプリンのレシピ本をたくさん持っている。 だが結局利用するのは序盤のページばかりだ。 レシピ本には序盤に基本的なレシピが載っているのでどうしてもそうなる。 ![]() ▲最初のページに我ながら熱心に書き込みがしてある。 ネット上のレシピと違い、紙の本は様々な都合により多くのレシピを掲載しなくてはならない。 正直、序盤で基本の作り方を解説したら、本当はもう書くことはないのだ。 著者も編集者も「もうこれでおしまいでいいじゃん」と思っているはず。 そして読者も終盤のレシピを使うことはない。 しかし出版社としてはお客様にお金を払って買ってもらう手前、ページ数を稼ぐ必要がある。 バリエーションをふくらませていくうちにレシピはテーマからずれていく。 味うんぬんより、レシピ数を増やしたいのだから。 もちろん個々の本によって事情は変わってくる。 たとえばこの本。 ![]() 手作りお菓子界のスター、なかしましほの「みんなのおやつ」。 このように、著者に知名度があり、「おやつ」のような幅広いテーマだとレシピのぶれが生じにくい。 というか、なかしまさんがそう言うなら、たとえ麻婆豆腐でもおやつ。 なかしまファンは認めるだろう。 (もちろん載ってない) それが栗原はるみでも、高山なおみでも、山本ゆりでも話は同じ。 サニーサイドを歩くレシピたちだ。 ![]() 翻って、プリンをテーマにした本はどうだろうか。 「プリン」は普遍的な人気のお菓子だが、テーマとしては意外と狭い。 卵と砂糖と牛乳を混ぜて加熱したらできちゃう。 これで80ページもたせるのはきつい。 それをこの本たちはやってくれちゃってるから、 どうしても終盤のレシピが面白くてたまらない。 ぜひ紹介させてほしい。![]() ▲トマトプリン ![]() ▲雑穀のプリン ![]() ![]() 雑穀流行ってる。 ![]() ▲雑穀プリンのリード文。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() プリンに限らず終盤レシピは野菜に走りがち。 プリンたちがアイデンティティーの危機に瀕している。 これらをプリンと呼ぶならば、卵焼きはかなりプリン寄りのプリンだし、茶わん蒸しは基本的なプリンだ。 しかしどれだけプリンから離れていたって「プリン」と書いてあるのだから、これらはプリンなのである! 言葉の力って偉大ですよね。 著者と編集者が苦心の末にひねり出したオリジナリティーあふれるプリンたち。 だがそのほとんどがじっくり読まれることはない。 デビューしたのに全然売れなくて変な路線にはまっていくアイドルを見る切ない気分が私の心を満たす。 そうだ! このヘンテコプリンたちを主役にしてあげよう。 著者と編集者の苦労の結晶をうちの居間で昇華させてあげるのだ。 私は自宅のパソコンとコピー機でジャバラ仕様の本を勝手に作った。 ご覧ください。 ![]() うっかり可愛い普通のプリンを採用してしまった。 自分のエゴを隠し切れない。 みたか社という架空の出版社の名前もつけた。 ![]() ![]() ![]() ![]() 冊子を作ってみての感想は 「冊子づくり、めっちゃ面白い!!」 今度は自分が作ったプリンの写真で勝手に冊子を作りたいと思います。 ━━こんな風に人が作った本の揚げ足をとるようなことをしていますが、かつて私も出版社に勤めていたことがあります。 「そう言えば自分、レシピ本作ったことあるな・・・」 ふとネット検索してみると、たった一冊ブックオフオンラインでヒットした。 ワールドワイドウェブの力を見せつけられました。 とっくの昔に絶版になっていた本が私の手元に。 ![]() (自分の本なので乱暴にツッコむ) 1997年発行。じつに23年前の本。 当時下っ端編集者だった私は若さを武器に「この後スタッフがおいしくいただきました」のスタッフとして頑張った。試作から撮影中から撮影後からプロセス写真に失敗作、食べて食べて食べまくった。 それが嬉しいことにどのサラダも本当においしくて、23年後の今ページをめくっていても これ走馬灯? 自分もうすぐ死ぬのかな? ってくらい次々に味が思い出されるんですね。 このサラダ本、36のレシピを掲載していますが肝心の終盤はどうでしょう。 ではご覧ください。 こちらが私が作った本の最終ページです。 ![]() ![]() お豆とフルーツ。 サラダ要素少なっ! 何ということでしょう、なぜだか自分が終盤レシピに心惹かれるのも自分の体験のせいだったのです。 23年前の私にお礼を言いたい。 「23年後のブログのオチまで考えていてくれてありがとう・・・」 私からは以上です。
by mitakapurin
| 2020-06-29 13:44
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