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コーヒーミルを買いました。 一番安いヤツをAmazonで。 近所のスーパーではコーヒーミル売ってないです。 私の行動範囲は近隣3軒のスーパーを結んだ圏内ですのでね。 夏の大三角形感覚です。 上の薄暗い写真に写っているのがそれです。 一番安いヤツだから手動です。 挽いているときはいい香りだし 挽き立てを淹れるとやはりうまい。 ふだんは「うまい」だなんて男勝りな言葉は使わないのだけど コーヒー豆挽いた後は 「うまい」と言っちゃうよね、急にね。 コーヒーにこだわるおじさんの魂が入り込んじゃうよね。 上の薄暗い写真はうちの台所の横っちょで撮った写真を 画像加工アプリでいじったものなのです。 娘たちが加工するのとちがって私はすぐに薄暗くしたがります。 気をつけないと真っ暗になります。 こんな風に写真加工で遊んでいると、「インスタグラムやるの?」と聞かれます。 今のところインスタグラムに手を出す予定はありません。 〈おばさんたちはインスタグラムに来ないでほしい〉という炎上したブログ記事がありましたね。 〈そんなこと言われたってさー、若い子だってクックパッド使っていいさー、メンソーレー〉という沖縄風アンサー記事を書いた人は…いませんでしたね。 昭和40年代生まれです。 インターネットのイの字もない頃から パソコンのパの字もない頃から ネット上ではなく 一冊100円の落書き帳上に セルフメディアを構築してきました。 読者のおたよりコーナーに特化したオリジナル少女マンガ誌 をせっせと作っていました。 おたよりコーナーに特化・・・っていうか、 おたよりコーナーだけでした。 少女マンガ部分は肝心なラブシーン以外割愛です。 「みんな集まれ」という雑誌名です。 「毎月楽しく読んでいます☆ 立花姫子先生の作品がスキでたまりません♡ 毎回つづきが待ちきれません♪ これからも頑張ってときめきいっぱいのラブストーリー描いて下さいネ!! フロム 北海道のみかん大好きっこより」 架空の少女マンガ家の描いた架空の少女マンガに 架空の読者に勝手にファンレターを書かせて掲載します。 当然、「みかん大好きっこさん、ありがとう! これからも応援よろしくね☆」みたいな編集部からのお返事も掲載しますし、ときには姫子先生も登場します。 一人二役どころではありませんから大変忙しい。 今で言うところの「自作自演、乙」ですね。 そのオリジナル誌は発信されることなく 東京の片隅に埋もれるかと思いきや一名だけ読者が現れました。 うっかりテーブルの上に置き忘れた落書き帳を 父が「これ」と手渡してくれました。 父がそのとき笑いをこらえているのを見て 究極の恥ずかしさで、私は「家を出るしかない」と思い詰めました。 (出ませんでしたが) 自分がもしもう少し明るい少女だったら 仲間を募って投稿コーナーごっこをクラスで流行らせたこともできたかもしれない。 でもキャラじゃなかったからね〜〜 今ならもしかしたら 超ニッチなリトルプレスとしてこっそり文学フリマのようなところや ネット通販で売れるかもしれません。超ニッチですけど。 そう考えるとまちがいなくいい時代です。 だれでもどこでも発信できるって。
by mitakapurin
| 2016-08-27 21:50
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