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ハロウィンの騒ぎが終われば 町はクリスマス色に染まります。 クリスマスが終わればお正月色に、 2月が近づけば 軽く節分色を帯びつつも ほとんどがバレンタインデーに染まります。 町中にチョコレート味のものが増えます。 さて、 小島よしおがまだまったく世間に認知されていない頃。 しゃれが通じない評論家っぽい人が 新人お笑い芸人を斬る!みたいな深夜番組で 初めて小島よしおの存在を知りました。 評論家はびしっとスーツを着ていて、 小島よしおはびしっと半裸でした。 笑顔のひとつも浮かべずに彼は「そんなの関係ねえ」を演じていました。 初めて聴いたあの短調のメロディ。 初めて見たあの暗いまなざし。 評論家は当然のように笑わず、 スタジオは水を打ったように静かでした。 深夜のテレビの前で (これはいったい?) と私の心は緊張感に満たされました。 「でも そんなの関係ねぇ そんなの関係ねぇ そんなの関係ねぇ・・・・」 評論家の冷たい視線も スタジオの静かな空気も テレビの前の私の緊張感も なにもかもに対して彼は「関係ねぇ」と言い放ちました。 (よしおのよしは義という字だろうな) と直感的に思いました。 笑っていなくても 微笑んだような顔立ちの人がいます。 そういう人には 友達が多いです。 幼い頃からよく暗いと言われた私は 笑っていなくても笑った顔立ちの人を うらやましくもねたましく眺めていました。 ねたましくじっとりとそんな人を観察しているうちに 私は気づきました。 そういう人は自分から面白いことを発信しないのです。 それどころかほとんどしゃべりません。 なんとなくにこやかにしていて 誰のことも受け入れているのです。 そして自ら面白いことを言う人は あまり笑いません。 それどころかとても冷たい表情をしています。 小島よしおも整ってはいるけれど 暗いまなざしで変わったことをします。 笑っていてもまなざしは暗いです。 小島よしおはその年ブレイクを果たし 私は今もそのギャグを座右の銘として心に刻んでいます。 つまり。 バレンタインデーが近づくからと言って 私はチョコレートのプリンは作りません。 なぜなら、 バレンタイン? そんなの関係ねぇから。 年中行事や季節感は大事だと思うけど みんな一緒じゃなくてもいいかな。 メリーチョコレートさんや モロゾフさんや 森永さんや モンテールさんが きらびやかなチョコレート商品をたくさん作ってくれるでしょう。 それにどうもチョコレートのプリン、 試作してみても プリンというよりはびん入りチョコレートみたいになってしまって 納得いく仕上がりになったことがありません。 チョコレートって主張が強いから。 もしいい具合に仕上がったら 提供することもあるかもしれないけど 2月の特別プリンは いまのところラズベリークリームチーズにする予定です。 クリームチーズのプリンにラズベリークリームを絞ったもの。 2月ってクリーミーなピンク色のイメージだから。 プリン屋さんの仮面をかぶった私は こんな風にあまのじゃくなことをしてみせます。 恥ずかしながらほとんど儲けのない現在、 自己表現でしかないプリン屋ならば 自分らしくやってみればいい。 別に私がバレンタインらしくしなくても 誰も痛くもかゆくもないしね。 しかしプリンの仮面を外したとき 「お母さん、友チョコ作りたいから手伝って」 と頼まれればぶつくさ言いながらもハイハイと受け入れるのでしょう。 はい、 おっぱっぴー。 ※私、昨年もバレンタインデーに寄せて あまのじゃくな事書いていますね。↓
by mitakapurin
| 2015-01-18 13:30
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